こんにちは、リビンマッチ公認!リビンマッチの歩き方~不動産業界の転職事情~です。
リビンマッチはリビン・テクノロジーズ株式会社が運営する日本最大級の不動産業界全体を網羅する比較ポータルサイトです。

不動産業界に興味はあるものの、未経験でもできるのか、必要な資格は何かあるのか、などの不安があるのではないでしょうか。
このサイトは自分含め不動産業界を知るために作成しました。業界のイメージを探ったり、転職事情はどうなっているのかをリビンマッチを参考にしたりしてますので、少しでも参考になれたら嬉しいです。

不動産業者のイメージとその実態

不動産イメージ

不動産業界、と聞いて、まずどのようなイメージが浮かぶでしょうか。
「リビンマッチ」の調査によると、上位から、「強引」、「しつこい」、「地域に詳しい」「高収入」「口が達者」「怖い」「知識が豊富」「コミュニケーション能力が高い」「多忙」「気配り上手」というイメージがあるようです。他にも、「体育会系」「ノルマやサービス残業がある」「軽くてしたたか」などのイメージもあります。
ここで、男女別に見てみると、男性よりも女性の方が良いイメージを持っているようで、「高収入」「知識が豊富」「コミュニケーション能力が高い」「イケメン(美人)が多い」などのイメージが多いようです。

では、実態はどうなのでしょうか?

まず、よく聞く「しつこい」や「強引」と言われる理由は何故なのでしょうか。
その理由として、様々な物件をお客様に紹介しても、決まらなかった場合、そのお客様は別の不動産会社に探しに行ってしまう、というのは当然の流れです。そのため、お客様を保守したいために、少し強引になってしまうようです。また、お客様を集めるための広告費があるため、お客様を得られなければ反対に、利益が減ってしまうということもあります。
このように見ると、目標が厳しいように思えますが、裏を返せば、お客様一人ひとりに向き合うことが結果に繋がる、というやりがいのある仕事でもあります。

また、不動産業界は法律で決められていることも多いため、「軽くてしたたか」というイメージからは外れると思います。例えば、手数料は、売買価格の3%+6%万円が仲介によって不動産業者が得られる上限と定められています。もし上限金額を超えてお客様に請求した場合は、最悪の場合は免許取り消しになってしまいます。加えて、宣伝に使う言葉についても、法律によって制限されています。あまりに誇張された表現などは、「景表法」という法律に違反していると見なされてしまいます。そのため、明確な根拠、客観的な事実によるものであることを証明できるかどうかを調べる必要があります。このように、法に則った行いを必要とされる業界でもあります。

「リビンマッチ」では他に、「不動産業者とのやり取りで良かったこと」「悪かったこと」の調査をしています。
まず、良かったと思ったことがあったのは約半数の人で、その詳細としては、「対応が良かった」「優良物件を紹介してくれた」「契約後の気遣いがある(アフターフォローがある)」「お金のことなど色々とアドバイスしてくれた」などがありました。特に、「対応が良かった」という点においては高い支持が得られていました。ほとんどの人が、担当者の対応によって印象の良し悪しを決めていたことから、顧客満足度に直結することが分かります。

こちらも男女別に見てみると、男性からは「家賃の交渉」や「手数料の値引き」など、値段の交渉において支持を得ていて、女性からは、「契約後の気遣い」や「引っ越しなどの手配までしてくれた」といった一工夫が支持を得ていました。

反対に、これは嫌だなと思った行為があったかについても、半数の人が感じているようです。その内訳において、「対応が悪かった」ことがワースト1位であることからも、いかにお客様への対応が重要であるかが分かります。他に、「事前に悪い部分を伝えてくれなかった」「思っていた以上に不動産売却価格が安かった」「売却活動に不満を感じた」「おとり広告物件だった」「売却物件を囲い込みされた」などといった、予想と異なる事態に不満や不安を感じた方も多くいたようです。

これから不動産業界に転職するのであれば、このように思われないようにしたいですね。

不動産業界にはどんな職種があるのか?

不動産業界と一言でいっても、様々な職種があります。

営業

不動産業界、というとやはり一番に思い浮かぶだろうと思います。実際、人数も最も多い職種です。その中でも細かく分かれていて、マンションなどの販売営業、売買仲介、賃貸仲介、法人営業などの様々なものがあります。また、新入社員の大半は最初、営業職になることが多いです。
国家資格の「宅地建物取引士」を取得していると、資格手当で給与が上がるなど、優遇されることがあります。資格については、後ほど「どんな専門資格があるのか?」で詳しく記述していきます。

企画・開発

企画と開発は、土地を仕入れ、どのような建物を建てるかを企画し、プロジェクトを推進、施工、引き渡し、という一連の作業を行います。
金融機関や不動産流通会社から情報を収集してから、どんな建物を建てるべきかを検討します。様々な施設を検討した後、土地を交渉し、まとまった場合には、設計図の作成や建設などを他に委託することで、実際に建物が完成するのです。
また、開発を専門的に行う企業はデベロッパーと呼ばれていて、収入源を、建物の売却や、建物の利用によるテナント料から得ています。

管理

不動産の持ち主だけで、ビルやマンションの維持管理、トラブル対応、賃料回収、テナントの誘致、修繕工事を行うのは難しいものです。それを代わりに行うのが、不動産管理会社です。大手の場合、グループで専業の管理会社を持っていることもあります。

ここからは、どの業界にも共通している職種なので、前職で経験したことがある場合は、その経験を活かすことができるでしょう。

経営企画

業績を取りまとめて経営資源を配分したり、予算の決定をしたり、経営戦略や事業戦略の企画・立案・遂行を行います。

人事

採用計画を立て、それにそって新卒や中卒者、転職者を採用、人事制度を定めて実行し、人材の育成などを行います。

総務

庶務や法務、経営管理などといった、多岐にわたる一般事務を担います。

経理財務

企業の資金調達、財務計画の立案・実行、資金の管理の他、投資なども行います。

このように様々な職種があることが分かりましたが、自分に合う企業・職種を探すとなると、どうしても自分自身で探すのは難しいことと思います。そこで、不動産の比較サイト「リビンマッチ」を利用することをおすすめします。
リビンマッチでは不動産の比較の他に、人材紹介も行っています。
人材紹介は他のサイトにもある、というように思ってしまいますが、不動産を専門的に扱っている「リビンマッチ」からの紹介のため、ここだけの求人案件や、選考回数を減らして案内することができるなど、さまざまなメリットを受けることができます。
不動産業界へ興味を持ったのであれば、「リビンマッチ」を一度利用してみることがおすすめです。

必要なスキルや知識

さて、どのような職種があるかは理解いただけたでしょうか。では、実際に転職する場合、そのようなスキル、知識が必要となるのでしょうか。
先に、人数が最も多い職種ということから、営業職一般に必要とされるスキルを見ていきましょう。

営業職一般として必要とされるスキル

まず必要とされるスキルとして「課題発見力」が挙げられます。「課題発見力」とは、現在の状況を把握、分析し、問題や課題を発見する力のことです。このスキルがあることで、客観的に物事を捉えることができ、問題意識を持って取り組むことができます。それを活かし、お客様にとっての課題を発見できれば、商談に繋げることができるでしょう。

次に、「ヒアリング力」が挙げられます。これは「傾聴力」とも言われ、相手の話を丁寧に聴き、理解するという力です。しかし、ただ話を聞くことだけなら誰でもできるものです。ここでいう「聴く」とは、お客様の求めていることを理解することを指します。
他にも、「対人コミュニケーション力」や「情報収集力」なども挙げられます。しかし、あくまで必要とされるスキルであるため、身につけることができれば周囲と差を付けられるスキル、と考えてもらえると良いです。

これらを踏まえて、不動産業界に必要なスキル、知識を紹介させて頂きます。

不動産・不動産管理の知識

不動産の管理業務は幅広いため、その分不動産に関しての知識が必要になってきます。先にも記述したように、ビルやマンションの維持管理、修繕工事を行うのはもちろんのこと、市場調査によって適切な賃料を査定したり、賃料の回収、レポートを作成したり、入居者のクレームやトラブルの対応などを行わなければならないため、知識も幅広く必要になってくることでしょう。

ここで、グループ会社などで、部署ごとに分かれているのであれば、その専業での必要な知識やスキルだけを深めるだけで良いのでは?と思った方もいるのではないでしょうか。しかし、自分の専業外だから、クレームやトラブルの対応はできない、というのはお客様には通用しません。お客様にとっては、不動産管理会社の人であるならば、管理について知らないことはないはずだ、というイメージがあるためです。そのため、例え担当外であっても、知っておくと良いでしょう。

また、同じ業界からの転職であれば、土地やマンションなど、仕入先との繋がりを持っていると重宝されます。

プロジェクトマネジメントスキル

言い換えれば、「行動立案力」と「実践行動力」といったところでしょうか。修繕やリフォームなどを行うに際して、スケジュール管理は欠かすわけにいかない、重要なものです。工事のスケジュール管理だけでなく、入居者の管理、調整など、人の管理も請け負わなければならないので、相手に納得してもらえるような交渉力と、工事のプロジェクト管理が必要となります。

他にも、入居募集や反対に退去の立ち合いなども行わなければならないため、プロジェクトマネジメントスキルは重要になります。

コミュニケーション能力

どの業界でも欠かすことができないものではありますが、特に重要になってくるのではないかと思います。というのも、お客様はもちろん、不動産のオーナーや、建設会社とのやり取りなどもあるためです。

クレームの対応などにおいては、ただ不具合に対して対応するのではなく、どのような不満を抱いているかを、コミュニケーションを取ることで知り、適した対応をすることで不満を軽減させたり、納得させたりする力が必要になってきます。

不動産のオーナーとは、「信頼構築力」が重要になってきます。というのも、管理会社にとっては、物件の管理を任されている、という認識でしかないかもしれませんが、オーナーにとっては、それこそ資産を任せているので、信頼関係が重要になってきます。そのためにも、空室状況や、その対策と取り組み、メンテナンスの状況などを報告し、コミュニケーションを取ることで、信頼を構築していきましょう。

どんな専門資格があるのか?

さて、先ほど職種を紹介する際、国家資格の「宅地建物取引士」を取得していると、資格手当で給与が上がるなど、優遇されることがあります、と記述しましたが、他にも、様々な資格があるので、ご紹介していきます。

宅地建物取引士

すでに不動産業界について調べている方は、何度も目にした資格ではないでしょうか。
「宅建」や「宅建士」と略されることもあり、国家資格に区分されます。
宅建士は、土地や建物の不動産取引を行う時に、法律上での制限や権利、契約条件などの「重要事項」を説明する役割を持っています。また、顧客に説明を行った際、契約書に記名押印することも義務付けられています。

これは、お客様のほとんどは不動産への知識や売買経験が無いがために、不当な契約を結んでしまうことがないようにするためです。

このように宅建士は大事な任務を担っていますが、従事している人すべてが宅建士というわけではありません。宅地建物取引業者は、5人に1人以上は専任の宅建氏でなければならない、と定められています。つまり、5人に4人は宅建士でなくても営業ができるのです。
このため、人気の高い資格のうちの一つになっていますが、合格率は15~17%ぐらいとなっているようです。

マンション管理士

マンション管理士は、上記の宅地建物取引士と一緒に取得する方が多いようです。こちらも国家資格です。マンション管理士は、管理組合の運営やマンションの管理をするうえで、管理組合の管理者や入居者からの相談に応じて、助言や指導をするなど、アドバイザーの役割を担っています。他にも、メンテナンス業務を行ったり、建物の修繕計画の作成なども行います。

ここで、マンション管理士は「名称独占資格」であるため、資格を持たない者が名刺や看板などで、紛らわしい名称を使った場合には、罰金を支払わなければならないため、気を付けなければいけません。ただし、業務の内容自体は独占業務ではないので、助言や指導などをするのに資格は必要ありません。

管理業務主任者

こちらも国家資格に区分されます。先ほどの「マンション管理士」の文章にも出てきた「管理組合」という組織は、マンションには必ずあります。マンションを購入した場合は、区分所得法によって組合に入ることを義務付けられています。

その管理組合は、マンション管理業者に管理委託契約していることがほとんどです。管理業務主任者は、マンション管理業者が管理組合に対して管理報告や重要な説明をする際に、必要となってくる資格です。宅建よりも合格率が緩やかなことから、始めて不動産関係の試験を受ける人にはおすすめです。

他にも、不動産鑑定士や、ファイナンシャルプランナー、インテリアコーディネーターなどといった資格もあります。
業界内転職においても資格は重要となってきますので、目標がはっきりしているのであれば、その目標に合った資格を取得するようにしましょう。

リビンマッチ(旧スマイスター)とは?

最後に、文章中に紹介していた「リビンマッチ」とはどんなサイトなのかをご紹介します。
リビンマッチとは、不動産の売却と買収、賃貸の管理、土地の活用、リノベーション、注文住宅といったサービスを幅広く提供している、不動産サービスと価格比較のポータルサイトです。他にも、不動産業界のビジネスマン、ユーザー向けの情報サイト「リビンマッチ不動産求人情報」「リビンマッチMagaZine Biz」などを無料で提供しています。

また、リビンマッチは、大手から地元密着型までの幅広い会社と連携しています。10年以上の営業実績があり、連携会社も全国で1,400社以上になり、今も連携が増加しているため、国内最大級の不動産価格比較サイトと言えます。もっとも大きな特徴として、プライバシーマーク認定企業であるため、個人情報だけでなく、物件情報に対しても安心感を持つことができます。

不動産の売却においても、リビンマッチは活躍します。不動産会社ごとに査定価格や提案内容は異なる場合が多いため、高額売却するには複数の会社で比較することができるのが理想です。そこで、リビンマッチ不動産売却に物件情報を入力するだけで、複数の会社に一括で査定の依頼をすることができます。

また、賃貸管理会社や、不動産買収、土地活用、注文住宅、リノベーションなども同様に、複数の管理会社に一括資料請求できるため、比較するのに非常に便利です。
不動産業界に転職した際には、リビンマッチの、不動産営業向けコラムがきっと役に立つことと思います。