Mr.リビンマッチが解説する転職に必要なこと:福祉住環境コーディネーターとは

「Mr.リビンマッチ(旧スマイスター)が解説するリビンマッチ(旧スマイスター)・不動産業界転職人材」今回は「転職に必要なこと:福祉住環境コーディネーターとは」です。

福祉住環境コーディネーターとは

高齢化が進む日本において人気が出ているのは、福祉住環境コーディネーターの資格です。福祉住環境コーディネーターとは医療・福祉・建築 などの知識を活かして、高齢者や障害者に対して住みやすい快適な住環境を提案するアドバイザーです。

福祉住環境コーディネーターの試験は年2回実施され、平成15年度の3級受験者は6 万7,578人でした。基礎的な知識が問われる3級から, より専門的な2級, 1級と3段階に分かれていますので挑戦しやすい資格であるといえるでしょう。そのために受験者は建築関係者だけでなく、 福祉関係者、 社会保険・医療サービス 関係者など仕事に関連した分野の人はもちろん、学生や一般の主婦など幅が広いという特徴があります。

とくに高齢者にとっては居住環境の良し悪しが生活の質に直結するだけに高齢社会に向かうわが国は、早急に人材が必要な分野でもあります。バリアフリー住宅への新築や建替え、内装リフォーム などの住環境プランの提示を行うには、福祉と住宅という、ソフト面とハード面の両方の幅広い知識が必要です。また、実際の施工に際しても各種の専門家と連携をとりながら進めていく必要があります。

こうした幅広い知識と実践能力を備えた専門家が、福祉住環境コーディネーターです。なお、介護保険制度下での住宅改修にかかわる改修費の申請に係る理由書の作成については2級以上の資格が必要です。とくに福祉関係の住宅や施設を作るのが専業でないかぎり、不動産の実務では3級資格をもてば顧客との応対に知識として活かすことができるかもしれません。

平成11年度から実施されるようになった比較的新しい試験ですが、介護保険制度の導入や 高齢社会への関心の高まりもあり急激に受験者が増えている注目の資格です。高齢者の不安の1番は命、次が健康、3番目が財産であるといわれます。命だけはどうにもなりませんが、健康な暮らしには住まいの快適度が大きな比重を占めます。高齢者にやさしい住まいは健常者にも住み心地がよいものです。快適な住まいを基準に学習することは不動産業界で活躍するための大きな武器となるでしょう。