Mr.リビンマッチが解説する不動産賃貸業について

「Mr.リビンマッチ(旧スマイスター)が解説するリビンマッチ(旧スマイスター)・不動産業界転職人材」今回は「不動産賃貸業について」です。

不動産業界への転職を考えていらっしゃる方はご存知かと思いますが、ひとくちに不動産業界といっても「不動産取引業」、「不動産賃貸業」、「不動産管理業」の3つに分類されることは以前に申し上げたとおりです。
今回はリビンマッチ(旧スマイスター)のサイトを参考にした上で、このうちの「不動産賃貸業」についてご紹介できればと思います。

不動産賃貸業

「不動産賃貸業」とは、賃貸用の不動産物件に対して貸し手になるオーナーと契約して物件の宣伝活動を行う、また借り手となる入居希望者と契約を行って物件を貸し出す業務のことを指します。
貸主であるオーナーが自ら賃貸業として宣伝活動や契約業務を行うという場合もあります。

しかし、ほとんどの場合は仲介業者が貸し手と借り手の間に入り、宣伝活動や契約業務を行います。
賃貸向けの不動産の仲介業者は規模も様々で、物件には事業所や商業施設なども含まれます。
ですがここでは一般住居向けマンションやアパートなどの賃貸をする業界について考えていきたいと思います。

まず実際にある賃貸不動産の仲介業者とはどういった企業かいくつか挙げてみます。
賃貸不動産の仲介業者ではエイブル、アパマンショップなどのほかに、賃貸物件の建築と宣伝、そして契約までを受け持つ東建コーポレーションや大東建託、貸し出しの期間が特徴的なレオパレス21といった有名企業が代表的です。

このような企業をはじめ賃貸不動産の仲介業の会社において、営業職としては20代の若い世代が中心となって働いています。
基本的な入社条件としての実務経験や業界知識は問われないようです。

それよりも若さと体力で頑張って、経験を積んで成長してもらうという形かと思われます。

しかし勤務時間が長くなりがちで、体力を消耗する仕事のため高い離職率となってしまっているようです。
賃貸物件の建築まで行う企業では、より高度な営業スキルを求められているようです。
物件を投資として買ってもらい、顧客にオーナーになってもらわなくてはなりませんので、高い営業力が必要とされるため、40代以上の転職も多く見られるようです。

次に、仲介営業職の仕事内容について触れていきたいと思います。
一般に賃貸不動産の仲介営業職は、顧客への対応に多くの時間を費やし、また手間もかかる業務です。
顧客にとっては自分が多くの時間を過ごす、生活の拠点を探すわけですから、当然多種多様な条件が出てきます。
部屋の間取りや広さ、家賃や共益費はもちろん、設備面や周囲の環境、交通アクセスを含む地域の利便性など、条件をつけようと思えばいくらでもつけられます。

これら様々なポイントをまとめて、優先順位に応じて妥協する点があれば共有していきます。
そのうえで顧客の希望にかないそうな物件を紹介していきます。
顧客から実際の部屋を見たいと内見の要望があれば、その付き添いも行います。

無事に契約が成立すれば、申込書に必要事項を記入していただいて受理、賃貸契約書の作成と署名・捺印のお願い、契約に必要な料金支払いに関する手配、入居物件の説明事項の確認、物件の鍵の受け渡しといった具合に進んでいきます。
賃貸物件に住んだことのある方でしたらご経験はあるかと思いますが、あの入居時の一連の流れを行うことになります。
また契約が成立しなかった場合には他社に流れてしまわないように、より希望に合うと思われる物件を紹介できるよう、さらに調べていきます。

以上のように、仲介営業職が対応しなければならない業務は非常に多く、またひとつひとつが時間をとってしまうために仕事が長く、多くなりがちです。

業界には競合相手がごまんといますから、一人ひとりが1件でも多くの契約を取って生き残るために忙しく働いています。
営業職として、一から経験を積んでいきたいと思っている方にとっては、行動力や顧客との折衝能力、業務を効率化する力が付きますので有意義な面も多いかと思われます。

この不動産賃貸業という職種については先に述べたように、ほとんどの求人において業界の実務経験を不問としています。
ただし転職希望者であれば、何らかの営業経験があれば優遇されるといった傾向はあるかと思われます。
顧客の希望を聞き取り、あるいは希望を引き出してあげて納得のいく物件を紹介することから営業活動が始まりますので、個人に対する営業経験のある方はかなり役立つはずです。
うかがうべき顧客の希望条件は前述のように多岐にわたります。
希望している家賃の範囲や住居の広さと間取り、通勤・通学の経路など、柔軟に物件を提案できるように、顧客が必要としている条件をしっかりと把握することが、最終的に契約してもらうための最善の方法になると思います。

そのためには、顧客にできるだけ細かく住居のイメージを持ってもらうように、こちらからも引き出していく気持ちで臨まないといけません。
希望があまり無かったからといって安易に契約をまとめてしまうと、後になって未然に防ぐことができたはずのクレームが発生してしまう、ということもあり得ますから要注意です。

そして営業職の業務は顧客の対応ばかりではありません。

色々と細かい事務処理や空き物件の情報収集、物件オーナーとのやり取りなど並行して行わなければなりませんので、1日の業務時間は長くなりがちです。

そのため、体力的な疲れから限界を感じて離職、というのがこの業界のひとつの特徴となってしまっています。
仲介営業職に転職後、しばらくの間はペースや要領をつかめずに遅くまで仕事が終わらないといったこともあるかもしれませんが、業務内容の把握度合いや経験の蓄積で徐々に効率化されていくと思います。
まずは必要な知識をひとつでも多く身に付けることと、顧客対応を丁寧に行うことに尽力しましょう。